現在はあまり使われません。
約20年前に発売された塗料です。総額の割合では、塗料より手間の費用が大きいので折角塗装するのにアクリルではもったいない印象です。
アクリル塗料は、ひと昔前(15年~20年)までは外壁塗装をする際にはよく用いられた塗料です。塗料の主成分である合成樹脂がアクリル系である塗料のことを指します。
以前は低価格で何度も重ね塗りが出来る事から店舗の改修や頻繁に住宅の色替えをされる方には重宝されましたが、耐久性が他の塗料比較して極端に悪く、特に特化される点もない為現在では塗り替えの需要はほとんどありません。
耐久性が最も重視される屋根!アクリル系屋根塗料は市場から姿を消しています。
アクリル系塗料の耐久年数は6~8年程度です。
シリコン系塗料の耐久年数は12~15年程度です。(※2倍の耐久性)
MKオススメのアクリル塗料
概要説明とパック価格
アクリル塗料のメリットはただ単に塗料価格が安いということです。
しかし外壁塗装工事の場合に限っては、足場・人件費・交通費・塗料代などさまざまな費用の合算が工事代金となります。
工事の総額からすると塗料代は一部ですので、わざわざ耐久性の悪い塗料にする必要はないと思います。
もし単層弾性塗料を、通常のシリコン塗料として営業していたら、絶対その業者と契約しないでください。
塗り替え工事には不向きな、一般的に新築工事に使われる工期短縮の塗料です。
カタログにシリコン含有などと書いてありますが、凹凸付けの主剤が多く混ざっているので一般的に塗り替え工事で使う複層仕上げ材とは比較して著しく耐久性に難があります。
もちろん適材適所を考えればいい塗料なのですが塗り替え工事に関してはデメリットしかありません。
代表的アクリル塗料(※単層弾性塗料も同等)
セラミクリーンやDANシリコンセラは、新築時における「工程短縮」を目的とした『単層弾性シリコン塗料』というものです。
塗り替え工事でこの塗料を使うメリットは、ほぼありません。
MK塗装工房では、m2あたりの単価計算ではありませんが、ホームページを見て全国からお問合せをいただきますのでアクリル塗料の参考単価と、一般的な大きさの住宅(約27坪)の足場などを含んだ外壁塗装工事の総額を下記します。
塗料 | 相場単価 m2あたり | 相場価格 ※総額 | MK塗装の 坪単価 |
---|---|---|---|
外壁用 アクリル塗料 ※単層弾性塗料含む | 1,300円~1,800円 | 370,000円~500,000円 | 現在はなし |
屋根用 アクリル塗料 | なし | なし | なし |
m2単価だけの判断は意味をなさない!比較すべきは※総額
- 塗装単価だけを比べても、他店では素地調整代・養生費・足場代・細部塗装代・諸経費もすべて別価格なので他の項目で大幅な調整が可能です。
- 3社ほど見積りを取って比較して下さい。同じ家なのに見積りの塗装面積に大きな誤差が生じます。多くの場合は、塗装面積を大きくし単価を安く見せる調整(見積りの簡略化を参照)を行います。
- 通常m2あたりのメーカーで定める設計単価は、後述するようなただし書きがあります。
「但し300m2以上での単価となります。」一般住宅の塗装では300m2以上の塗り面積は超豪邸でもないかぎり考えられません。- 標準の工事(総額)とは別に、サイディング壁ではコーキングが必要な場合があります。
- 大幅な割引などがある場合は、単価の少しの違いはほぼ意味がなくなります。
上記のことを踏まえてMK塗装ではわかりやすい価格(坪単価)を採用しています。