屋根の遮熱塗料を徹底調査！メーカーごとの価格や効果の違いは？マイナス３℃は実証済み

遮熱塗料の本当の効果は？

近年、夏場の異常気象が騒がれ関東地方でも35℃を超える猛暑日を観測する日も少なくありません。うだる暑さが毎日続き、寝不足になる方も多いのではないでしょうか？

太陽に一番近く夏の暑さを一番に受ける屋根を遮熱塗料で塗装したらにいかなる効果が得られるのでしょうか？

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遮熱塗料の効果と特徴

どういう塗料

まず、遮熱塗料とは従来の屋根用塗料と比較した場合、遮熱性の高い顔料を使用して近赤外線領域の光線（太陽光）を効率良く反射し室内温度上昇を抑制する効果があります。

よくある間違い（遮熱シリコン塗料と言っているけど本当は、遮熱性能＋シリコン）

室内マイナス３℃は本当

国内最大手のエスケー化研が実際の戸建住宅に近い屋根裏構造を作成して、遮熱塗装と一般塗装による比較を行い、遮熱塗装は塗るだけで戸建住宅の室内温度に最大約3℃の温度差が確認されました。

環境省で性能が実証済み

特にMK塗装で採用している遮熱塗料のクールタイトは、環境省が進める『ヒートアイランド対策技術分野』の「高反射率塗料（遮熱塗料）」での性能が実証されています。

国内の大手３社の、屋根遮熱塗料はほぼすべての製品でETVを取得していますので安心です。

いつまで続く遮熱効果？汚れの関係

多くの遮熱塗料は、遮熱性能と低汚染機能によって、汚れの付着による遮熱効果の低下を防ぐ事が出来ます。

低汚染機能を持たない遮熱塗料だと日数の経過による汚れの付着で遮熱効果も薄れてしまいます。

15％程度の省エネ効果？

遮熱塗料を屋根塗装する事によってエアコンをよく使う夏場は、電気代を節約する事も可能です。

エアコンの温度調整を2℃下げると10％の節電につながるというのが一般的だそうです。

遮熱塗装で得られる効果は最大でマイナスな３℃なので、※夏場は約15％程度の節電につながるといえそうです。　※住宅構造や発表数値などで諸説あります。

耐久性や汚れにも強く、防カビ・防藻性も！

遮熱性能を多く語られる塗料ではあるが、もちろん高い耐久性を持ち優れた低汚染性によって汚れを防ぎ、防カビ・防藻などの微生物汚染に対しても抵抗性を示します。

遮熱性の付加価値だけではない性能で屋根塗装の必要な要素を兼ね備えた新定番塗料です。

おすすめ遮熱塗料と選ぶポイント

結論から言うと、屋根に２液の油性のシリコン遮熱塗料が最もオススメです。

1. オススメ、クールタイトSi（エスケー化研）（屋根用）
2. 次点、パーフェクトクーラーベスト（日本ペイント）（屋根用）

ポイントは

• 屋根（直射日光があたる）
• ２液（強い）
• 油性（強い）
• 高コスパ（シリコンorラジカル）
• 効果が実証済み（ETV）
• 基本性能（国内大手３社）

最も多くの条件を満たす塗料が最もおすすめです。

今もっとも人気のあるラジカル塗料の油性塗料はまだありません。唯一日本ペイントからラジカル屋根塗料が発売されているのですが、水性塗料なのであまり強くお勧めできません。

屋根用の種類と価格

外壁より屋根に遮熱塗料を使うことをおすすめします。直射日光が当たるので、屋根のほうが効果が高くさらに費用も安いのがポイントです。

耐久年数については明示的にしているのが「エスケー化研」のみなので、他社はあえて明記しておりませんが同グレードであれば同程度の耐久年数と考えて差支えないと思います。屋根は外壁よりも条件がきついので抑えめの耐久年数となっています。

ウレタン系

シリコン系

ラジカル系

フッソ系

外壁用の種類と価格

屋根と比較して効果が低くおすすめできません。

やはり直射日光が屋根よりあたらないので効果が薄く、塗る面積も多くなってしまうので全体的なコストアップにつながり事実、数（出荷量）は出ていないのが現状です。

ウレタン系

なし

高付加価値の製品なのであえてウレタンで作るメリットがないため

シリコン系

フッソ系

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